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安倍首相を二度辞任させた “潰瘍性大腸炎”に生涯うなされないために


 日本の安倍晋三首相が先日持病の再発で総理大臣を辞任する意向を表明し、世界の注目を集めました。報道によると、安倍首相は10代の頃に潰瘍性大腸炎に罹患し、50年以上に渡って健康と生活に影響を及ぼしていたそうです。2007年初めて首相に就任して1年しかたたない時期に、病気のために辞意を表明しましたが、今回また同じ持病のため国政という理想をあきらめざるを得なくなりました。なんとも嘆かわしく、また、この難病が人にどんなに大きな影響を与えるかが分かるでしょう。

 潰瘍性大腸炎は炎症性腸疾患の一つで、症状は慢性的、反復的な腸の炎症です。発病の原因は、遺伝や、免疫システムの失調、腸内細菌のアンバランス、ストレスや飲食などの環境要因が相互に作用して引き起こされます。

· 発病数は年々上昇、多くが青年期、中年期に発病


 国民の飲食の西洋化に伴い、台湾人の潰瘍性大腸炎罹患発生率は年々上昇し、特に男性の患者が多くなっています。台湾では、10万人に12人が潰瘍性大腸炎に罹患していると診断されています。
 
 その症状は、血便、粘液や血液を伴う下痢、腹痛、腹部膨張、腹部を押されるような痛み、吐き気、発熱を伴う嘔吐、食欲低下、体重減少、貧血等を含むことがあります。
 
 これらの症状はどれもしばらくの間続きます。過敏性腸症候群、急性胃腸炎と似ており、診断上混同しやすく、病歴、臨床症状、血液や糞便検査、画像検査や大腸内視鏡検査等により、潰瘍性大腸炎かどうかを判断します。
 
 潰瘍性大腸炎は二つの大きな発症期があります。通常は20歳前後の青年期に多く、その次は40~60歳前後の中年期です。性別上男性患者の比率がやや多く、若い罹患者ほど症状の治療が難しくなっています。

· 早めの治療 定期的に大腸内視鏡検査でフォローアップを

 
 潰瘍性大腸炎は早めに病院にかかり治療しないと、ひどい場合は腸内出血、腸閉塞、腸穿孔等を引き起こし、少数の患者は病状の悪化により腸の一部切除が必要になります。さらに、潰瘍性大腸炎の罹患者は一般の人よりも大腸癌のリスクがとても高く、診断を受けている人は大腸内視鏡検査を定期的に受け、腸内の健康状態をフォローアップするようにしましょう。
 
 医師によると、早期に腸の炎症をコントロールすることができれば、多くの患者の生活品質を大幅に高めることができ、通常の人と変わらない生活を送ることができ、早期検査、治療、定期的な大腸内視鏡検査でのフォローアップが大変重要とのことです。

· 刺激物の摂取を避け、よい生活習慣を心がけましょう


 日常生活において、罹患者は腸が比較的敏感になります。辛すぎるもの、刺激物、油っぽいものやお腹が張りやすい食物は控えましょう。水や良質なタンパク質を含む食物を摂取して、腸の粘膜の修復を助けましょう。
 
 病状により、生活に影響を及ぼすことがあるかもしれません。免疫システムやストレスが影響します。気持ちをリラックスさせるよう心がけ、徹夜や過労は避けましょう。一番良いのは良好な運動習慣をつけることです。どれも症状改善に役立ちます。