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超音波内視鏡EUS

▸ 胃腸の組織内部を映し出す利器-超音波内視鏡EUS

超音波内視鏡は、先端部分にミニ超音波装置をともなった高輝度の内視鏡で、消化管の中から超音波検査を行う先鋭的な検査です。

検査の方法は一般の内視鏡検査とほぼ同じですが、超音波内視鏡では、一般の内視鏡では見ることのできない組織の内部を観察することができます。

潰瘍などの病巣の深達度や、粘膜下の腫瘍などを調べるのに適しており、的確な診断により最善の治療策を立てることができます。

検査範囲は食道、胃、十二指腸、大腸及び直腸などにわたります。
検査にかかる時間は30~60分間です。


 

 

一般の内視鏡検査は、粘膜上の異常や、突起物、出血といった臓器内部の表面をはっきりと観察することができますが、粘膜下の病巣に対しては、明確な診断をすることができません。

例えば、一般の内視鏡検査では、突起している病巣の粘膜表面が正常粘膜かどうかは観察することができますが、粘膜下組織がどういった性質のものなのか、異常があるかどうかは判断することができません。
 
超音波内視鏡検査は、超音波の反響を利用し、腫瘍の広がりや深達度、どこから発生しているか、属性、切除の必要があるかどうかなどを診断することができます。



例1:
左図:内視鏡検査で胃噴門に約1cmの粘膜下腫瘍を発見
右図:超音波内視鏡検査で食道平滑筋腫と分かり、腫瘍が大きくなり嚥下機能に影響するのを避けるために、切除したほうがよいと判断。



例2:
左図:内視鏡検査で胃体部に約1cmの粘膜下腫瘍を発見
右図:超音波内視鏡検査で筋層から発生する腫瘍と分かり、診断は消化管間質腫瘍(GIST)、手術が必要と判断。


検査前の注意事項:


• 内視鏡超音波検査の同意書に記入してください。

• 8時間以上絶食し、胃に何もない状態で検査する必要があります。検査精度を高めるとともに、胃の中の食物が逆流してのどにつまったり肺に入ったりする危険を防ぐためです。

• 薬物アレルギー、慢性疾患(特に心臓や呼吸器疾患、緑内障、前立腺肥大、脳卒中、出血しやすいなど)をお持ちの方は、医療スタッフにお知らせください。

• 抗凝固薬、アスピリン或いはその他の血小板の働きに影響するようなお薬を服用されている方は、事前に医療スタッフにお知らせください。医師の指示により検査前1週間ほど抗凝固薬の服用を控えていただくことがございます。

• 検査当日は血糖のお薬は服用しないでください。高血圧のお薬は朝早くでしたらいつもどおり飲んでください。


検査後の注意事項:

• 検査時は鎮静剤を使用します。万が一事故などに遭わないために、検査後はご家族に付き添っていただくなどし、受診者の方の車やバイクの運転は絶対にしないでください。

• 検査後、喉のいがいがや違和感が2~3日続くことがございますが、症状は次第に和らぎます。

• 検査後、症状が和らがず、腹痛、腹部のはり、嘔吐、発熱、嚥下困難、ひどい喉の痛み等が続く場合は、速やかに当クリニックにご連絡をいただくか、診察にご来院いただき、専門医師の指示を仰いでください。