大腸カメラ検査と言えば、あなたは真っ先に何を思いつきますか？検査前には2日間の食事制限が必要なことでしょうか？夜中に無理やり起きて、腸をきれいにする下剤を服用することでしょうか？それとも大腸カメラ検査が侵襲（しんしゅう）的検査であることの不安や恐れでしょうか？
大腸検査について、一番心配されるのは「痛い」ことではないでしょうか。次に、検査前に大量の下剤を服用して準備しなければならないつらさではないでしょうか。
大腸カメラ検査の実施は、費用がかかるだけではなく、時間もかかります。検査前の清腸は、人によってはまるで生き地獄のようなつらさで、そのため多くの人が大腸カメラ検査に抵抗感を持っていることも否めません。このことは、積極的に検査を受けようとする意欲をそぎ、仮に身体が赤信号を発していたとしても、これまでの経験や先入観から、検査の受診を遅らせてしまうことになります。
▸ 当日の清腸が検査に最適
「検査の前処置（大腸の清腸）は専門的問題で、輝雄診所の医療哲学でもある」と劉輝雄院長は強調します。検査や手術前の大腸の清腸が徹底されているかは、診断に直接影響します。全大腸が確実にきれいになっていることが、最も効果的な検査の条件なのです。
輝雄診所では、受診者には当日空腹でご来院いただき、来院後に下剤を飲んで準備していただきます。医療スタッフの全面的サポートの中、効率的にかつ確実に腸内をきれいにすることができます。スムーズにいけば2時間ほどで準備を完了することができます。
高品質の大腸内視鏡検査を行うために、輝雄診所の医療スタッフが下剤の飲み方など準備について丁寧に説明し、清腸の度合いの便チェックも厭うことなく行います。受診者は少なくとも5～6回以上はトイレに通っていただき、便が尿のような黄色い透明な液体になれば、清腸の完了です。清腸が完了して初めて、検査を始めることができます。
大腸カメラ検査の流れ
․ 検査前日は消化が良い食事をお摂り下さい。
食べて良いもの：お粥、パン、饅頭、麺、挽肉、魚、揚げていない豆腐
食べてはいけないもの：野菜、果物、乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルト等)、卵、きのこ類、ゴマ、ナッツ類
․ 検査前日夜 9 時以降は絶食です。お水は適量飲んでも構いません。
․ 下剤は検査当日院内で服用します。（医療スタッフが全面的にサポートします。）
․ 便が尿のような状態になるまで、医療スタッフが随時確認します。（早い方では2時間ほどで完了します。）
․ 大腸カメラ検査を行います。
Ｑ. どうして検査前の清腸がそんなに重要なのですか？
検査及び手術前の大腸が確実にきれいになっているかどうかは、内視鏡の操作や診断精度に直接関係します。確実にきれいになっていない大腸では、検査時に、癌病変やポリープ、或いは早期大腸癌といった病変を見逃しやすくなります。
一般のほかの病院では、受診者は3日前からの食事制限が必要で、あわせて自宅で下剤を飲んで準備が必要です。しかし、このような「水を細く長く流す」ような方法では、検査当日の夜中2～3時頃から無理やり起きて、下剤を飲んで準備しなければなりません。しかも大腸の清腸を徹底的に行うことができません。
Ｑ. 自宅で下剤を飲んで準備すれば、完全に腸をきれいにすることができますか？
受診者は一般の方です。大腸検査について専門知識を持っているわけではありません。自宅で下剤を服用しても、正しい飲み方をしているかどうか、どのような状態が検査ができる状態なのか、正しく判断することができません。
大腸の清腸が徹底できていないと、精度の高い検査ができません。受診者の身体に多からずも負担をかけ、貴重な時間と費用を無駄にしてしまうことになります。一番避けたいのは、受診者の誤った認識（全大腸検査をしたからと安心していて、実は精度の高い検査ができていなかった）を招いてしまうことです。病変の診断や治療のゴールデンタイムを逃してしまうことになれば、取り返しのつかないことになりかねません。
