回頂端
輝雄診所圖片

輝雄について

About Us

homeHome>輝雄について>院長ご挨拶

院長ご挨拶


誰も歩いたことのない道を歩く

輝雄診所は1982年創設から現在まで、「台湾一・東京と同等レベルの診療」をモットーとしております。私たちは常に新しい知識を学び、最高のサービスを提供してまいりました。おかげ様で創設より37年以上が経過し、医療業界・お客様の間でも良い評判をいただいております。

近年台湾でも健康意識が高まっていますが、一般の方々は日々の医療の進歩について行けず、医療紛争は激化し、患者-医療間の関係はギスギスしたものになっているという現状があります。患者さんはあらゆる病院に行き、各病院で同じような検査を繰り返し、やがて診療に我慢できなくなり、医療不信になってしまうという状況も見られます。このような状況では、医療資源を浪費するばかりか、患者さん自身が治療のタイミングを失ってしまい、お互いの尊重・信頼関係が崩れかねません。

私は一医師として、このような状況に心を痛めておりました。台湾医療環境の苦難に私たちはどのように対処していくべきか?どのように患者-医療間の尊重と信頼を取り戻すのか?どのように大衆の医療教育を促していくか?患者さんと家族が安心できるように、どのように医療福祉を改善すべきか?真剣に考え続けました。

その結果、私は「台湾でかつて誰もやったことのないことをやろう」と決めました。輝雄診所は、単に専門医療だけでなく、「人から人へ、心から心へ」といった真心からのサービスをを提供いたします。

「Health Adviser」;輝雄診所は医療において真・善・美を体現します。



真 医療は一種の科学、真実の追究です。発展する医学を学び続け、細やかで確実な医療を提供いたします。
善 患者さんがどこにいても、健康に関して安心感を持っていただけるよう、心を込めて対応いたします。
美 快適で安全な環境はもちろん、院内に設置した芸術品を目にしていただき、受診したすべての方と感動を分かち合いたいと思います。


輝雄診所スタッフは力を合わせて台湾医療の歴史を創り、今までにない細かなサービスを提供し、新たな医療の道筋を築いていきます。物質的精神的な幸福、その先の家族の幸福、平和な社会の発展を目指して、我々は医療分野で尽力していきます。


人生、制限をつけなければ無限

劉輝雄 繪
 

人生にはハプニングも、サプライズも!

私は1948年生まれ。64歳にして書画に縁をもち、3年後の2014年、続く2015年にもフランスオータムサロンの水墨抽象画に入選。一度目は運がよかったのかもしれませんが、入選二度目となると偶然とは言いがたいものです。日本の画家兼教育家の平山郁夫氏は「技術は創作できない。技術が良くても、教養(涵養、気質、文化)が足りなければ、良い作品を創り出すことはできない。」と述べています。人生における努力は、無駄なことはひとつもありません。さまざまな場面や人との出逢い、どんな困難にぶつかろうとも、すべてが自身を形づくる一部分となるものです。

田舎育ちの私は、美しいものが好きで、珈琲を飲むにもガラスのコップを使っていた時代に、ソーサー付のカップセットにこだわるほどでした。高校時代、美術課の陳哲先生に、私は色彩感覚がとても優れていると賞賛頂いたことで、初めて自身がこの分野への才能があるかもしれないと思うようになりました。書画を習い始めて3年間練習を続け、各国で開催される医学会議に参加しつつ、空き時間を見つけては各地の美術館へ足を運び、創作力を刺激しました。また日本の京都では、その静かで美しく落ち着いた雰囲気に、魂が洗練されていくようでした。

人生は登山ではありません。登山というのは山の頂上まで登り、あとは山を下るだけ。下山というと、寂しさや落胆を思い起こさせられます。しかし、人生は長い道のりです。歩んでいると、さまざまな道に出くわし、驚きや喜びでいっぱいになります。私たちは台湾社会を支える重要な世代であり、たやすく定年退職するとも言えません。私自身も定年は設けず、自分の人生を最後までしっかりやり遂げる心づもりです。私は、誰もやったことがないこと、やりたがらないこと、できないことに取組むことが好きですし、能力というのは未来進行形のものだと考えております。64歳にして書画を学び始め、現在ではやや世に名が出るようになりました。みなさんもどうか自信を持ち、ご自身のまだ見ぬ価値を見出し、退職後も休むことなく、台湾社会と次世代のために貢献していきましょう。

「人生、制限をつけなければ無限」。自身に制限を設けずに、生命をエネルギーで満たし、台湾社会が無限の活力を有していると信じること。それこそが美しい無限の未来を可能にしていきます。

注1:1874年、パリのある青年芸術家が学院派に挑み、自らサロンを開催して公式組織と対抗。その後、フランスオータムサロンが、国際的に最も著名かつ影響力の大きい絵画、彫刻、建築、インスタレーションの展覧会となる。ピエール=オーギュスト・ルノワール、ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、ポール・ゴーギャンなどといった有名芸術家らもここで出展。印象派、フォーヴィズム(野獣派)、キュビスム(立体派)の誕生を見届けた。

注2:平山郁夫氏は、近代日本における最も代表的な画家。仏教やシルクロード関連をテーマにした作品が国際絵画界において特に有名。東京芸術大学学長、日本美術院理事長、日中友好協会会長、国際連合教育科学文化機関の親善大使などを歴任し、日本文化勲章(科学技術や芸術など、文化の発展や向上にめざましい功績を挙げた者に授与される勲章)を受章。近代日本絵画界の天皇とも称される。